施工事例紹介
2011.07.04
小牧市 K邸
いろとりどり、賑やかな、侘びと寂び。
ミスマッチがあたらしい。

1.白釉の手水鉢。坪庭の中において、一点のみの純白。無垢な白は、来客の視線を無条件にひきつけ、したたり落ちる水の清涼感を印象的に演出します。さらに、水の落ちる音色が耳に残り、心に染み入るような感覚さえも覚えます。手水鉢でのフォーカルポイント構成は、日本古来からある、視覚と聴覚で演出する造園技法です。  2..筧(カケヒ)の背後の水栓壁のピンコロ石。くずみのかかったピンクからパープルへのグラデーションが美しい。施主様の要望で取り入れた紫陽花の花色をモチーフにして、砂岩ピンコロを採用しました。紫陽花の咲く梅雨時期には、しっとりとした暖色カラーで賑やかです。 3.紫陽花の花。しっとりとした風情は、色合いのわりに子供っぽくなく。艶やかな印象すら受けます。 4.和室からの景。畳に座して眺める景色は、また一段と落ち着きます。水場があるだけで、グンと和の風情が増し、和室自体が格式があがる感じがあります。植物を愛で、水音に耳を傾け、お茶をたしなむ。それだけで贅沢な一時となります。 5.玄関から臨む景。L字型になる和室と玄関の間に坪庭を設け、玄関のピクチャーウィンドウから垣間見える坪庭。2方向からの視線を計算し、手水鉢の位置を決定。 6.和室と玄関からの2方向からみるので、水栓壁をR型に湾曲させました。緩やかなカーブは空間に変化をもたらし、見る角度によっては色々な表情も楽しめます。

7.スラリと伸びたイロハモミジ。玄関の縦長の窓に枝が掛かるように植栽。イロハモミジは季節感が素晴らしく。新緑から紅葉まで鑑賞期間が長いです。 8.フイリヤツデ。手のひらのような独特の形のヤツデの斑入り種。日陰の暗さを明るい印象にしてくれます。その他、セキショウ、セイヨウイワナンテン、フイリツワブキ(浮雲)など植栽。際立ってしまいがちな、純白の手水鉢を、これらの斑入りのグリーンで全体に馴染ませました。 9.カラフルで賑やかな坪庭。坪庭といえば、比較的、地味な色調で構成するものですが、パープルやピンクなどの暖色で色の構成をしました。紫陽花の似合う、しっとりと美しい坪庭となりました